「頭痛がひどい、吐き気がある、インフルエンザの症状はあるのに熱がない」 熱はないから特に心配ないと思って通勤したら、実はインフルエンザだった……なんてこともあるそうです。 インフルエンザの症状に急激な体温の上昇が言われますが、実は例外もあるんです。自分が知らない間にインフルエンザの感染源になっていたなんてことは避けたいですよね。 そこで今回はインフルエンザと風邪との症状の違いやa型とb型インフルエンザの違いを確認し、2016年のインフルエンザに備えようと思います。
目次
インフルエンザの症状って結局・・・

インフルエンザには3つの型があります。a型インフルエンザはよく聞く型ですよね。このa型以外にもb型、そしてc型があります。それぞれ症状が違うので、1つずつ見ていきましょう! ・・・とその前にまずは、風邪の症状から確認しておきますね。
風邪
風邪の症状は以下の通りです。
風邪の症状はのどの痛みや鼻水、咳といった呼吸器の炎症が主で、人によっては頭痛や食欲不振を伴ったりします。私の場合は風邪でも食欲は旺盛です笑 潜伏期間が長く5日~6日ほどで発症し、発症期間は普通は3日以内です。 「知らないうちに風邪を引いて、いつの間にか治ってた」 ・・・なんてこともあるのは、発症期間が短いからなんですね。
インフルエンザ
続いてインフルエンザですが、まずはインフルエンザ全般の症状を見てから、a型、b型、c型について確認していきましょう。
風邪よりも重い症状が目立ちます。風邪と違うのは、筋肉痛や関節痛などの全身症状と、高熱です。場合によっては40℃近い熱がでて、意識が朦朧とすることもあります。 潜伏期間は1~2日と風邪より短く、発症期間は8日前後と長いのもインフルエンザの特徴です。インフルエンザウイルスは発症してから48時間後に最大になって、その後は衰えていきます。その後はウイルスの数は減少しますが、それでもダラダラと体の中で悪さをすると熱が長引きます。 発症してから48時間後に治療薬を飲んでも、ウイルスの数が減るから薬の効果が半減してしまうそうです。
*治療薬
ワクチンではなく治療薬の間違いでした。ご指摘ありがとうございます。
a型?b型?それともc型?

インフルエンザにはa型、b型そしてc型の3つの型があります。 毎年世界中で大流行するのがa型です。さらにa型インフルエンザは重症化すると死に至ることもあるので、とても警戒されています。
- 高熱(40℃近くにも!)
- 筋肉痛、関節痛
- 悪寒
続いてb型ですが、b型はa型に比べて高い熱は出ません。なので、ただの風邪と間違われることもしばしばありません。 ちょっとした風邪だと思って学校に行ったらインフルエンザを流行らせてしまった・・・・ なんてことも起こりうるので、要注意ですね。
- 38℃程度の熱
- 下痢や腹痛
- 筋肉痛や関節痛
b型インフルエンザの特徴として、下痢や腹痛等の消化器系の症状も押さえておきたいですね。 3つ目のc型インフルエンザですが、たいていの人は免疫を持っているので、感染する心配はないでしょう。
- 風邪に似た症状
- 流行の心配はない
実はインフルエンザと風邪はウイルスが原因

ここまでインフルエンザや風邪の症状を細かく見てきましたが、実際の症状はこれほどしっかり区別はできません。風邪かなと思ったらインフルエンザだったり、逆にインフルエンザかと思ったら風邪という場合もあります。 なぜでしょうか? 理由は簡単で、インフルエンザも風邪も原因はウイルスだからです。ウイルスが悪さをすると、体が反応して熱が出たり下痢になったりします。 逆に言えばインフルエンザも風邪の一種だから、寝てれば治るというお医者さんもいます。なのでインフルエンザのような症状が出ても、まずは落ち着いて安静にすることが大事です。
インフルエンザの症状の具体例
インフルエンザと風邪も原因はウイルスなので、症状だけでははっきり区別できないということをお伝えしました。 「じゃあどうやって判断するんだよ!!」 とお叱りの声が聞こえてきそうですね^^: こういう場合は実際の症例を確認しておくのが一番だと思いますので、インフルエンザにかかった方の体験談をご紹介します!!
A型インフルエンザの症状
今週月曜の夜中に寝汗をかいて目が覚め、 熱を測ったところ、37.8分ありました。 風邪薬を飲んで寝たところ、火曜の朝には熱も下がり、 少し咳が出るくらいでのどの痛みなどもなく、 だるさは感じるものの、そんなにひどくなく、 薬をちゃんと飲んでいれば治るだろうと思っていました。 (ちょうど休みだったので、自宅で安静にしていました) その夜また寝汗をかき、熱が上がった感じはありましたが、 食欲も普通にあるし、数日の辛抱だろうと思い、 水曜は普通に会社に行きました。 日中は特に熱が上がった感じもありませんでした。 しかし、夜また寝汗を書いて、熱を測ると38度近くあり、 これはおかしいと思って今日、医者にいってみたら、 インフルエンザ(A型)でした。
B型インフルエンザの症状
インフルエンザB型です。
2日に発熱があり、38度くらいでした。 3日は37.5度くらいでした。 4日から頭痛は治り、鼻詰まりや鼻水、咳があります。 それから、今は六日目(7日)ですが、鼻水や咳は治りません。 学校では鼻をかんだり、咳を大きく出来ないので、今日は学校を休みました。
A型インフルエンザでも熱が上がらない場合もあるので、やはり冬に熱が出たらインフルエンザを疑っておきたいですね。
まとめ
毎年冬になると流行するインフルエンザなので、2016年の今年も多くの方が感染するかもしれません。 「インフルエンザにかかったかも・・・」 と思っても、症状をしっかり把握しておけばその後の治療や回復もスムーズに進められると思います。 ぜひ一度インフルエンザの症状を確認していただければと思います。
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48時間後にワクチンを打っても意味が無いとありましたがそれはウイルスの量が減ってくるからではなくワクチンに対する抗体が産生されるのに時間がかかるからではないのですか?
ご指摘ありがとうございます。
治療薬と書くべきところを誤ってワクチンと書いてしまっていました。
インフルエンザを発症してからワクチンを打っても、体内にウイルスを入れることになりますのでむしろ逆効果になってしまいますね。。。。
インフルエンザウイルスのの増殖は48時間後にピークを迎え、その後は緩やかに減っていくという話はよく聞く話です。
ただ、詳しく調べたわけではないので、論文など探してみますね。
48時間後にウイルス増殖のピークを迎えると書いてあるネット記事はかなりありますが、病院関係のサイトでもそのように紹介しているようです。
http://www.ishiwa-clinic.com/topics/topic1.php
感染経路のところに感染後のウイルス量と日にちのグラフが載せてあります。
こちらのグラフは「日本ロシュ株式会社」が発表したとのことですので、1次データを探してみようと思います。