先日11月4日、フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金の巨匠たち-世界劇場の女性-を見に行ったので、今回はその感想と混雑状況について報告したいと思います。
西洋絵画の展示は、基本的に京都市美術館で開催されますが、今回も京都市美術館で行われました。
混雑状況
混雑状況ですが、想像以上に・・・
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空いていました笑
11月3日は文化の日ということで、祝日でしたが、特にチケット売り場の混雑も見えませんでした。私が行った3時頃は、☝の通り、チケット売り場には誰もいませんでした。
午後3時というと、美術館が混雑する時間ですよね。その時間にチケット売り場に誰もいないのはどうなのよ・・・^^:
と逆に心配にもなりましたが、場内に入るとそこそこ人が入っていました。ただ、行列に並びながら、ゆっくり絵を見ないといけないというわけではありませんでした。
だいたい1枚の絵に5人ほど集まっていて、少し待っていれば絵の目の前で見れるくらいです。このあたりの混雑状況はルーブル美術館展とは全く違いますね。
ルーブルの時は一度列から出てしまうと、その後はずっと後ろ方からしか鑑賞できなくて、目の前で見るのは不可能でしたから。
今回の『フェルメールとレンブラント』でもⅢの部屋は多少混雑していましたが、残りの部屋はスムーズに見れると思います。
ちなみにこちらが美術館の館内の配置図です。
Ⅱ…オランダ黄金時代
Ⅲ…レンブラントとレンブラント派
Ⅳ…オランダ黄金時代の終焉
Ⅲの部屋にはⅡ-7(風俗画家たち)も飾られていて、その中に日本初上陸の『水差しを持つ女』があり、絵の周りには10人ほど集まっていました。
みなさん他の絵よりも時間をかけてみているようでしたし、絵心の皆無の私でさえ少し時間をかけて見たいと思ったので、『水差しを持つ女』は見るのに少し時間がかかるかもしれませんね。
フェルメールとレンブラント展の混雑予想
残念ながら、今後は混雑が予想されます。私が行った時には、祝日にも関わらずチケット売り場で一人も並んでいませんでしたが、どうやらそれには理由があるそうです。
会場近くにスタッフの方によると、
「京都市美術館の目の前にある国立博物館で開催されている、琳派展に人が流れているので、こちらは空いているようです」
とのことでした。
確かに、調べてみると『琳派イメージ』展が11月23日まで開催されているようです。ということは、11月の中旬までは比較的空いているようです。
まあそれ以外にも京都は12月前半までは紅葉シーズンなので、12月前半までは混雑は回避できると思います。
他にも注意したいのが、交通アクセスです。これからは紅葉シーズンということで、市バスは大混雑します。まだ紅葉が色づき始めたばかりの11月3日でさえ、美術館から京都駅までの車内は大混雑でした。
さらに道路も渋滞しているので、京都駅までは1時間ほどかかりました^^:
なので、京都市美術館から京都駅へ行く際は、バスではなく地下鉄を利用したほうがいいです。
2015年10月24日~2016年1月5日
【 開館時間 】
9:00~17:00(入場は16:30まで)
【休館日】
月曜日と12月28日~1月1日
(ただし、11月23日、1月4日は開館)
【 料 金 】
大人:1500円
大高生:1200円
中小生:600円
混雑予想と休館日をまとめると、↓のカレンダーのような感じです。
紅葉シーズンと、琳派展の期間、年末年始、そして『フェルメールとレンブラント』の会期を考えると、11月中旬までが一番空いていると思います。
12月も、紅葉が終わった中旬あたりは比較的空いていると思います。ただ、それ12月の下旬になると、館内が混みあってくると予想できます。
フェルメールとレンブラント展の感想
今回の展示で良かったのは、フェルメールやレンブラントが傑作を生みだした背景を知ることができたということです。
☝の展示の配置図からわかるように、フェルメールの『水差しを持つ女』が登場するのは後半です。正直、最初パンフレットを見た時、「え~、もっと早くみせてよ」と思いましたが笑、順番に見ていくことでより楽しめたと思います。
解説を読みながら絵を眺めていくと、歴史の流れの中でフェルメールのような天才画家が生まれたことがわかります。
オランダが80年戦争でスペインから独立したことで、オランダ芸術が最盛期を迎えます。貿易で蓄えた富で庶民レベルでも相当な生活水準にあったそうです。何でも当時のオランダでは一般市民でも大きな絵を家に飾っていたそうです。
さらに芸術家が海外へ学びに行き、特に人気だったのがイタリアだったそうです。多くの芸術家がイタリアのローマ美術を学び、国内へ伝えました。
また庶民レベルでもイタリアの風景画が人気だったそうです。なぜイタリアの風景画が人気だったかは詳しくはわかりませんが、オランダ人がイタリアの陽気な天気に憧れがあったのではないでしょうか。オランダといえば雨が多い国として有名ですからね。
確かに今回の展示の絵を見ていても、オランダの芸術家がイタリアへ勉強へ行く前と後で、絵の明るさが違うような気がしました。じめっとした感じの少し暗い絵から、光を上手に取り入れた明るい印象を持ちます。
そういった影響を受けて、フェルメールのような光と影をうまく取り入れた画家が生まれたのかもしれませんね。
・・・・・とまあ私が勝手に納得してるだけなので、反論は受け付けません(キッパリ笑)意見や感想があれば、↓のコメント欄で教えて頂けると幸いです。
まとめ
いかがでしたか?
秋の京都ということで、混雑が心配ですが、よかったら『フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金の巨匠たち-世界劇場の女性-』に足を運んでみてくださいね。
最後に混雑状況や予想をまとめておきます。
市バスは混雑するので地下鉄がオススメ。
11月中旬までと12月の中旬が空いていると予想。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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