先日、知恩院のライトアップに行ってきましたので、その感想や混雑状況を紹介したいと思います。4年も京都に住んでいて恥ずかしながら知恩院にまだ行ったことがありませんでしたが、実際に行ってみて、「なんでもっと早く行かなかったんだ・・・」と後悔しました^^:
庭の中に茶席があったり、阿弥陀如来像の前で自由に木魚をたたけたり、色々な体験ができる場所です。それでは具体的に紹介していきたいと思います。
混雑状況
まずは混雑状況です。私が訪れたのが、11月6日でまだ紅葉の始まりだったので、それほど混雑はしていませんでした。
知恩院のライトアップは、ライトアップ専用の入口で拝観券を買いますが、並ばずに券を買うことが出来ました。
ただ、紅葉がまだ色づき初めだから混雑していなかったようで、紅葉の盛りになるとかなりの混雑が予想されます。知恩院の紅葉のピークは11月25日頃なので、混雑を避けたい場合は、11月20日までに行くことをオススメします。
まあ混雑と言っても清水寺ほど人ほどではありませんし、知恩院の庭(友禅苑)も広いので、歩く場所もないほど人が押し寄せることはないと思います。なので紅葉のピークで楽しみたいという場合は、11月25日頃に行ってもいいかもしれません。
ただ、個人的にはやはり人が少ないうちに拝観することをオススメします。
点灯時間:17:30~21:30(受付終了は21:00)
紅葉ピーク:11月25日頃
拝観料:800円(大人)・400円(小中学生)
ライトアップ場所:友禅苑・阿弥陀堂・黒門
知恩院ライトアップの感想
私が行った時には紅葉はまだ2分くらいでしたが、それでも中には、☟のように色づいているものもありました。
”色づき初め”というと知恩院にあるカエデやモミジの木がいっせいに色が変わり始めている様子を想像してしまいますが、実際にはそうではありません。
紅葉の見頃になっているモミジもあれば、まだ緑の葉っぱを蓄えているものもあります。なので、色づき初めと言っても場所を選べば紅葉を楽しめます。
なので混雑している時よりも、落ち着いて自分の好きな場所を選んで紅葉を楽しむ方がいいのかなぁと思います。
また以下でご紹介する見どころを楽しめたのも、混雑を避けて行ったからだと思います。
知恩院の見どころ
知恩院の御影堂が改修工事をしているので、今年は御影堂でライトアップが行われていません。御影堂といえば浄土宗を開いた法然上人の御影をまつっているお堂で、知恩院のシンボルです。その御影堂が改修工事をしていて、見ることができないので、
「じゃあ知恩院はやめておこうかなぁ」
なんて思っていませんか??
いえいえ、御影堂以外にも知恩院には見どころがたくさんあります。今回はその中でも3つご紹介したいと思います。
見どころ1:茶席
ライトアップ受付入口から入ると、まずは友禅苑というお庭に入ります。中心に観音像が建っている池の写真をご存じかと思いますが、その池があるのが友禅苑です。
友禅苑の中は他にも白い石を敷き詰めた庭や紅葉が楽しめますが、今回はその中でも茶席を紹介したいと思います。友禅苑のほぼ中心にあって、外から様子をお茶をしている様子が見えます。
受付では着物を着た上品な女性が、
「お茶はいかがですか?」
と通る人に声をかけていました。遠めから茶席の様子を見て気になっていたこともある、近くに行って声をかけてもらったので、「入るしかない」ということでお茶体験をさせてもらいました。
1回500円で、お茶とお菓子がついてきます。案内された部屋に入り、正座をしながら待っていると、また着物姿の女性がお茶とお菓子を運んできてくれました。
お茶とお菓子を頂く時は、黙って差し出されるので、予め抹茶の飲み方くらいは調べておいた方がよかったかもしれません。
私はお菓子を差し出されたときにどうしていいかわからずお茶が来るまでずっとそのまま手を付けませんでした。
後で調べたところ、出されたお菓子はお茶が来る前に食べないといけなかったようです。いやいや恥ずかしい限りです….
見どころ2:阿弥陀堂で木魚をたたく
友禅苑の後は阿弥陀堂です。☟のパンフレットに映っているのが阿弥陀堂におさめられている阿弥陀如来像です。
堂の前の階段で靴を脱ぎ、階段を上がっていくと、阿弥陀如来像に対面できます。堂内に鎮座している阿弥陀如来像はとても穏やかな表情で、参拝する人を見守っているような表情でした。
私が行った時は、ちょうど「お念佛」の時間で、住職の方の念佛に合わせてみんなで木魚をたたいていました。木魚の”ぽくぽく”という音と念佛の声だけが響いて、なんとも独特な雰囲気で、心が穏やかになった気がしました。
見どころ3:京都市内を望む夜景
知恩院は東山のふもとにあり、知恩院の中にも坂がけっこうあります。なので途中階段を上ったりして、少し疲れるかもしれません。実際、高齢の方は坂の途中で休みながら進んでいました。
その代り、坂の上からは市内のきれいな夜景を楽しむことができます。夜景を楽しめる場所は2か所あります。
1つ目は、友禅苑(最初の庭)を出て、阿弥陀堂(木魚をたたける堂)へ向かう時の坂の途中です。
ただ、坂がけっこうきついので、「夜景どころじゃないっ!」と思うかもしれません^^:
なので、坂を上がるときは途中で一休みしながら夜景を楽しむと一石二鳥ですよ。
2つ目は阿弥陀堂から出口(黒門)へ向かう道です。こちらからも京都市内の夜景を楽しむことができます。
まとめ
いかがでしたか?
2015年の知恩院のライトアップへ行ってきた感想と混雑状況をご紹介しました。まだどのに行くか決めていないという場合は、知恩院のライトアップも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
それでは最後に知恩院のライトアップ情報についてまとめておきますね。
11月7日は混雑なし。
混雑のピークは11月下旬頃。
見どころ:
- 友禅苑の茶席
- 阿弥陀堂での木魚体験
- 坂の上からの夜景
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