東寺といえば五重塔。京都を舞台にしたドラマでは必ず登場するシンボルタワーですよね。
紅葉の時期になると、真っ赤な紅葉と五重塔がきれいにマッチしますよ。京都を訪れる際は、ぜひ見ごろを狙って、東寺を訪れてみてくださいね。
東寺の紅葉の見ごろは例年11月23日頃ですが、その年によって若干変化します。今回は去年の紅葉の変化の様子も一緒に紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは早速、2017年の東寺の紅葉の見ごろについて書いていきます。
目次
東寺の紅葉の見ごろは?
見ごろ:11月23日(木)頃
拝観時間:8時30分から17時(受付終了は16時30分)
拝観料:500円(大人)・400円(高校生)・中学生以下(300円)
東寺の紅葉の見ごろは11月23日前後です。11月23日は勤労感謝の日です。23日は木曜日なので、金曜日も有給をとれば4連休になります。
毎年この時期は連休を取る人が多く、紅葉の見ごろです。なので京都も一年で一番混雑する日だと言われています。
後ほど東寺の混雑の様子については詳しく紹介するので、そちらも確認してくださいね^^
混雑を回避したいという場合は、見ごろのちょっと前や後に行くといいですよ。11月初旬から早ければ紅葉は始まります。
参考までに去年の紅葉の様子を紹介しますね。
去年の見ごろをご紹介
例年25日前後が紅葉の見ごろだと言われていますが、年によっては差があります。特に夏から秋にかけての気温が暖かかった一昨年は、紅葉の時期が大きくずれました。
11月後半になっても、色づきが悪い木があったかと思えば、12月に入った途端に一気に紅葉を迎えた木もあったりでした。
紅葉を楽しみにしていた人にとっては少し残念な年でした・・・
なので、京都へ紅葉狩りへ行く際は、事前に紅葉予想や紅葉情報をチェックすることをオススメします。
昨年の紅葉の様子はこちら↓です。
日にち | 紅葉の状況 |
---|---|
10月25日 | 色づき開始 |
11月2日 | 放生池・五重塔、色づき始め |
11月8日 | 放生池・五重塔、順調に赤みます |
11月12日 | 放生池・五重塔、さらに色づき進む |
11月14日 | 放生池・五重塔、一部で見ごろ |
11月16日 | 境内全体で見頃の場所あり |
11月18日 | 境内全体でほぼ見ごろ |
11月22日 | 見ごろ |
11月26日 | 見頃継続中 |
去年はおおむね例年通りか、例年より少し早めの紅葉だったといえますね!
11月2日からすでに色づいている木があるので、混雑を避けたい場合は11月初旬から中旬あたりに行くといいかもしれません。
東寺の見どころは?
東寺と言えば五重塔が有名ですよね。昔から京都のランドマーク的存在でした。五重塔を建設したのはあの有名な空海です。
ただ、火災の多かった京都では、五重塔も何度も焼失し、今の五重塔は1664年、徳川家光が建立したものです。
火災にあってもすぐに復元できるのは、木造建築ならではですよね。
ちなみに五重塔の内部ってどうなっているかご存知ですか?
内部は、五重塔初層内陣といって国宝にしていされています。心柱を大日如来に見立てて、周囲を如来と菩薩が取り囲んでいます。
如来、菩薩・・・何が違うの??
・・・と思うかもしれませんね。
そもそも如来と菩薩って何が違うの??
ここで少し脱線してしまいますが、如来と菩薩の違いをさらーっとご紹介したいと思います。東寺に限らず、お寺をめぐる上で菩薩と如来の違いを理解することは避けて通れません。
・・・・と言ってもそこまで難しい説明ではないので、気楽に聞いてくださいね。
菩薩と如来の違いですが、まずわかりやすい見た目の違いから。よくお寺に行くとパンチパーマみたいな頭の像がありますよね。
あの頭をされた方が如来です。
一方、菩薩の場合は、髪の毛は普通です。だいたい、帽子のような冠をかぶっていたり、時には豪華の服装だったりします。
では、なぜ如来と菩薩で見た目が違うのでしょうか。理由は【位】が違うからです。如来は悟りを開いた人で、菩薩は悟りを開こうとしている人です。
「え!?じゃあ私も悟りを志せば菩薩になれるの?」
と思ったそこのあなた! 残念ながらそういうわけではないようです。
というのも、菩薩もすでに悟りを達して如来になる資格がある人で、現生に留まっているのは、人々を救済するためです。
なので、私のような俗にまみれた人間が、明日から悟りを志すからと言って菩薩になれるかというとそうではありません。^^:
すでに如来になれるのに、わざわざ現生に留まっていることがありがたい存在で、信仰の対象になるわけですね。
東寺の放生池は必見
東寺の境内には大きな池があります。その池に映り込んだ五重塔と紅葉がとてもきれいです。
この様子を写真におさめようと、ちょっとした列ができるほどです^^:
夜間ライトアップのときは、入口から入ってすぐのところに、放生池に注ぐ水路が現れます。
この水路に映る五重塔と紅葉も撮影スポットになっていますよ。
東寺の夜間ライトアップも見逃せない
東寺はライトアップも行っています。
ライトアップでは、境内全体が明かりに照らされて昼間とはまた違う景色になります。
特に、瓢箪池や五重塔のライトアップはとてもきれいです。また、ライトアップ期間中は如来像がおさめられている、金堂や講堂も拝観することができ、静かでひっそりとした神秘的な印象を受けました。
以前のライトアップの感想を↓で紹介しているので、よかったらぜひ参考にしてみてくださいね。
東寺のライトアップin2015の感想と混雑状況です!【速報】
ライトアップ期間:10/30~12/6
ライトアップ時間:18時半~21時半
拝観料:800円
見頃:11月下旬
いかがですか??
見どころ満載の東寺の紅葉に行ってみたくなりましたか??東寺は京都駅の近くにあるということで、アクセスもしやすい観光地です。ただ、日にちや時間によっては混雑もします。
予めどのくらい混雑するのかは確認しておいた方がいいでしょう。
東寺の紅葉の混雑具合
私はこれまで東寺の紅葉を2回見に行きましたが、ライトアップの方が混雑します。
ライトアップの開門前は行列ができるほどです^^:
ただし、東寺の境内は広いので、中に入ってしまえばあまり気になりません。五重塔周辺や放生池といった撮影スポットでは少し混雑しますが、それ以外の場所は空いています。
撮影スポットでも2,3分待っていれば、撮りたい角度や場所で撮影することも可能です。
金閣寺や清水寺の混雑と比べれば、かなり空いている穴場スポットだと言えますよ。
混雑のピークは11月の3週目の見ごろの時期なので、どうしても混雑を避けたい場合は11月2週目あたりに訪れるといいですよ。
続いてアクセス方法も紹介するので、混雑状況に合わせて参考にしてみてくださいね。
京都駅から東寺へのアクセスは3つ
京都駅から東寺へのアクセスは3つの方法があります。
- バス
- 電車
- 徒歩
京都駅から電車で東寺へアクセス
始めて京都を訪れる場合は、電車でのアクセスがおすすめです。理由は、特に乗り換えもなく、本数も5~10本間隔で出ているからです。
京都駅から近鉄京都線の奈良方面ゆきの電車に乗ります。ただし、特急列車は止まらないので気を付けてくださいね。
【東寺駅】で下車して10分ほど歩くと東寺に到着します。歩く距離はおよそ700mほどです。
京都駅からバスで東寺へアクセス
東寺以外にも京都の観光名所を回る場合はバスがおすすめです。バスの一日乗車券を買っている場合は、500円で市バスと京都バスが乗り放題だからです。
電車に比べると道路状況に影響されますが、コスパを考えるとバスがおすすめです。
四条通や河原町通に比べると京都駅周辺は空いているので、大渋滞に巻き込まれる心配はありません。ただし、市バスは種類がたくさんあるので、要注意です。
京都駅からバスで東寺へアクセスする場合は、京都駅バスターミナルより、16系統、19系統、42系統、78系統のどれかのバスに乗ります。
どのバスもC4乗り場から発車するので、C4乗り場で待っていて早く来たバスに乗ればいいでしょう。
いずれのバスも降りるバス停は【東寺南門前】です。
東寺南門から東寺はすぐなので、五重塔に向かって歩いていけば東寺に着きます^^
東寺へ徒歩でアクセスする
京都駅から東寺へは徒歩でもアクセスできます。京都駅の南もなかなか風情のある下町といった感じで、歩いてみるのも一興ですよ。
東寺までの途中の道に、コロッケ屋さんやラーメン屋さんといった誘惑もありますが・・・笑
京都駅から東寺まではおよそ25分ほどです。距離にすると約1.9㎞です。
時間と体力に余裕のあるときは歩いてみるのもいいかもしれません。
- 電車:約15分(150円)
- バス:約20分(230円)
- 徒歩:約25分(0円)
東寺の駐車場について
東寺まで車でのアクセスも可能です。境内には50台分の駐車スペースがあります。
私はバスか徒歩でのアクセスがメインで車でアクセスしたことはありませんが、満車になっているのは見たことはありません。
なので、足腰の自信がない方や小さいお子さんを連れいている場合は車でアクセスするのもいいかもしれません。
自家用車の駐車料金は2時間で600円です。
まとめ
いかがでしたか?
東寺の紅葉の見ごろについて、去年の紅葉の様子やライトアップ情報も含めてご紹介しました。
2017年の今年も東寺の紅葉は人気スポットになりそうなので、旅行の計画は早めに立てておくといいかもしれませんね。
それでは最後にもう一度まとめておきます。
見ごろ:11月23日(木)頃
拝観料:500円/大人、400円/高校生、300円/中学生以下
ライトアップ:あり
アクセス方法:電車、バス、徒歩
駐車場:あり(50台分)
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