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祇園祭の山鉾を一覧マップでご紹介!!あなたの『推し鉾』を見つけちゃおう

祇園祭の山鉾を一覧マップでご紹介!!あなたの『推し鉾』を見つけちゃおう

祇園祭に登場する山鉾は合計33基もあります。

どれも特徴があって見ていて飽きることはありません。

ただ、どれが一番素晴らしいかと言われればどれも素晴らしいと答えるしかありません。人それぞれ好みは違うと思うので、ぜひあなた一押しの山鉾を見つけてみてくださいね。

前祭・山鉾は23基

前祭り山鉾-1 前祭で登場するには23基の山鉾です。

それぞれの山鉾に特徴があって、山鉾鑑賞をするとそれだけで一日が終わってしまいそうです。

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どれも一度は見ておきたいものばかりですが、中でも見逃せないのは、『長刀鉾』と『函谷鉾』、『蟷螂山』です。 それでは見どころを紹介したいと思います。

長刀鉾(なぎなたほこ)

鉾の上に『長刀』がついていることから名付けられた長刀鉾。

ちなみにこの長刀は疫病邪気を祓うためとされています。 山鉾の中でもっとも歴史があり、また荘厳な見た目からしばしば山鉾の代表として取り上げられます。

山鉾巡行を見たことがなくても、長刀鉾の姿はテレビや雑誌で一度は見たことがあるのではないでしょうか。

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貴重な懸装品を多く所有していて、屋根上の鯱(しゃちほこ)『金箔押大金鯱』や鉾の周りを飾る龍の姿を描いた前掛け『雲龍波涛紋』は必見です。

函谷鉾(かんこほこ)

函谷(かんこ)鉾は長刀鉾と同様くじ取らずで、山鉾巡行の時は5番目に出発します。

旧約聖書の一場面を描いた前掛けが鉾の前に飾られているのが特徴です。

「え?日本のお祭りなのに聖書なの?」

と思いますよね。

祇園祭は日本のお祭りと言っても町人のお祭りなので、外国の装飾品も多いんです。旧約聖書の一場面を描いた前掛けは16世紀のベルギーで作られたもので重要文化財に指定されています。

他にもペルシャ絨毯や中国の絨毯もあるので、函谷鉾が前を通る時は珍しいものが無いかチェックしてみてくださいね。

鶏鉾(にわとりほこ)

IMfG_4941 『鶏鉾』の名前は中国の帝王・堯(ぎょう)の時代に、訴訟を行う時に叩いた『諫鼓』が全く使われず、鳥が巣をつくったという故事に由来します。それほど天下がよく治められていたということですね。

16世紀ベルギー製で叙事詩【イーリアス】の一場面を描いた見送は必見です。

菊水鉾(きくすいほこ)

IMG_4941 町内にあった『菊水井』にちなんで鉾頭に菊の花が付けられているのが特徴です。

また能装束を身に着けた稚児人形『菊丸』も乗っています。

月鉾(つきほこ)

鉾頭につけられている三日月が特徴の鉾。名前の由来もこの三日月によります。また月鉾は所有している懸装品が名品ぞろいなので、動く美術館とも呼ばれています。

17~18世紀製ラホール絨毯の前掛や胴掛など、見ていて飽きることのない鉾です。

放下鉾(ほうかほこ)

IMG_494h1 様々な芸で説法をしたと言われる放下像を祀っていることから名前が付けられました。鉾の後ろを飾る『見送』にはイラクの首都「バクダート」の様子が描かれています。

船鉾(ふねほこ)

IMG_49h41 その名の通り、船のカタチをした鉾です。神功天皇が崩御した天皇に代わり、海外出兵を敷きしたとされる説法に由来していて、別名「出陣の船鉾」とも呼ばれています。

ちなみにこの時、神功天皇は懐妊中だったといわれています。

岩戸山(いわとやま)

IMG_4ff941 名前の由来は『天(あま)の岩戸』です。日本神話に出てくる洞窟のことですね。天照大神(あまてらすおおみかみ)がお隠れになって世界に真っ暗になってしまったという岩戸です。

天照大神が洞窟にお隠れになってしまった時に、アメノウズメを中心に宴会を開きました。気になった天照大神が岩戸から覗いたところ、力持ちの手力男命(タヂカラオノミコト)が岩戸を開いて見事に洞窟から出したといわれています。

その手力男命(タヂカラオノミコト)も岩戸山の上に乗っています。

保昌山(ほうしょうやま)

梅の木を持った武士が乗っています。実はこれ、梅の木を盗んでいるところなんです。しかもそこらへんの家じゃなくて、宮中にある梅です笑 武士の名前は平井保昌、源頼光の家臣です。

なぜ梅の木を盗んでいるかというと、のちに妻となる和泉式部のために盗んでプレゼントするためだと言われています。なんともロマンチック?な鉾ですよね。

孟宗山(もうそうやま)

別名『筍山』と言われています。と言っても決してチョコレート菓子が由来ではありません笑。筍を掘り当てた男『孟宗』を乗せていることに由来します。

なぜ筍を掘っているかというと、病身の母のためです。孟宗は孝行に優れた人物として中国の史話にも登場する人物です。

占出山(うらでやま)

神功天皇が鮎を釣り上げた姿の像が乗っています。なぜ釣っているかというと、海外出兵の際に鮎を釣って戦の結果を占うためです。

またこの戦いの最中、神功天皇は懐妊中でしたが、戦い後、無事に出産したことから古来より安産の神様としても知られ、占出山の山鉾巡行の順番が早いとお産が軽いともいわれているんですよ。

霰天神山(あられてんじんやま)

霰天神の名前は永正年間(1504~21)の大火に由来します。大火事が起きた時に、霰が降って消火したと言われています。同時に一寸二分の天神様も降ってきて、町内の火除けの神様として祀られるようになりました。

『霰天神山』じたいも大きな火事を無事に乗り越えてきた歴史を持っています。

山伏山(やまぶしやま)

IMG_g4941 『山伏山』に乗っているのは法力の力で傾いた八坂の塔をもとに戻したり、亡くなった父を生き返らせたと言われる『浄蔵貴所』です。

郭巨山(かっきょやま)

貧しさのあまり、老母と子供を養えなくなった『郭巨』の故事にちなんだ山です。

子を捨てる決心をして穴を掘ったところ、釜一杯の黄金が出てきて、円満に暮らせるようになったと言われています。

伯牙山(はくがやま)

山に乗っているのは『斧を持った男』と男の前にある楽器の『琴』です。

実は、男が琴を斧で壊すシーンが描かれているんです。 斧で琴をぶっ壊すなんてロックすぎるだろ、と思ってしまいますが、実はとても悲しい故事にちなんでいます。

斧を持っているのは中国・周時代の琴の名手『伯牙』です。よき理解者であった友人の死を嘆き、琴の弦を断ち、以降は琴を弾くのを辞めてしまったそうです。

芦刈山(あしかりやま)

離縁した夫婦が3年ぶりに出会い、その後、復縁する物語『芦刈』に由来します。

油天神山(あぶらてんじんやま)

油小路通にあることが名前の由来です。

木賊山(とくさやま)

現在の能を作った世阿弥の謡曲『木賊』にちなんだ山です。

木賊とは草の名前で、『木賊山』にはこの木賊を刈る翁の姿があります。 この翁はわが子をさらわれ一人になってしまったのですが、後に父親を探していた我が子と再会することになります。

父親と再開する話は物語論の基本ですよね。

参考:ストーリーメーカー(by大塚英志)を読み直した。物語を書きたいとまず思ったら読むべしっ!!

太子山(たいしやま)

IMG_4g941 『太子像』に乗っているのは斧を振るう『聖徳太子』です。

聖徳太子といえば10人の話を一度に聞いたという伝説の人物ですよね。

その聖徳太子がなんで『斧』を手に?? と思うかもしれませんが、四天王寺を建立する際に必要な木材を自ら求めて山に入る様子を描いたそうです。

白楽天山(はくらくてんやま)

IMG_4h941 中国の詩人・白楽天にちなんだ山です。山の上でその白楽天が禅師に仏法の大意を問うています。

綾傘鉾(あやがさほこ)

山鉾の古い形をとどめている貴重な鉾です。

蟷螂山(とうろうやま)

蟷螂(とうろう)とはかまきりのことですね。その名の通り、屋根に大きなカマキリがのっています。

蟷螂山は山鉾の中で唯一『からくり仕掛け』になっていて、屋根の上に乗っているカマキリが動くんです。

車輪が回ると動く仕組みなのですが、羽を広げたり、首や鎌を動かします。

四条傘鉾(しじょうかさほこ)

傘には若松と赤傘3本が立てられています。

後祭・山鉾は10基

後祭り山鉾-1 後祭に登場する山鉾の数は、前祭の約半分の10基です。数は少なくなりますが、それでも1つ1つの山鉾の質では決して負けてませんよ。

北観音山(きたかんのんやま)

IMG_49g41 ペルシア絨毯の前掛や胴掛をはじめ豪華な懸装品が特徴です。

南観音山(みなみかんのんやま)

『北観音山』としばしば比較されます。真松をみると、北観音山が鳩が乗っているのに対して、南観音山には長尾鳥が止まっています。

橋弁慶山(はしべんけいやま)

『橋弁慶山』に乗っている牛若丸と弁慶は五条橋の上での戦いの様子を描いたものです。

鯉山(こいやま)

IMG_4941 大きな鯉が特徴の山鉾です。鯉が龍になる『登竜門』の故事にちなんだもので。立身出世のご利益があるそうですよ。

浄妙山(じょうみょうやま)

躍動感あふれる戦いの様子を再現した像が載っているのが特徴です。

これは平家物語の宇治川橋の合戦の様子にちなみ、一来(いちらい)法師が三井寺の僧兵・筒井浄妙の頭に手をついて「悪しう候、御免あれ」と叫びながら飛び越えています。

黒主山(くろぬしやま)

IMG_4941 大きな桜が特徴の『黒主山』。桜の木の横にいるのは六歌仙の一人でもある大伴黒主です。黒主が桜を仰ぎ見る姿の像で、今にも素晴らしい歌が聞こえてきそうですよ。

役行者山(えんのぎょうじゃやま)

修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が葛城山と大峰山の間に橋を架けた故事にちなみ山鉾です。

修験道とは山へこもって厳しい修行をして悟りを得る宗教のことですね。

鈴鹿山(すずかやま)

現在の三重県・鈴鹿峠で人を困らせていた鬼を退治した瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)の故事にちなんだ山鉾です。

長刀を持った勇ましい像が載っているので、男性かと思ってしまいますが、実はこの瀬織津姫命の像なんです。

八幡山(はちまんやま)

山の上にのっている八幡宮は、普段は実際に町内に祀られている八幡宮です。祇園祭の時だけ特別に山の上に載せ巡行します。

大船鉾(おおふねほこ)

IMG_4941 後祭のトリを飾る鉾です。しばしば前祭の長刀鉾と対比させられ、大船鉾の辻回しもとても人気です。 文字通り船のカタチをした鉾で、ご神体に神攻皇后を祀っています。

おわり

いかがでしたか? 33基すべて紹介しましたが、一押しの山鉾は見つかりましたか?

自分だけの『押し鉾』が見つかると、山鉾巡行がもっと楽しくなると思うので、ゆっくり山鉾鑑賞ができる宵山ではぜひあなただけの山鉾を見つけてみてくださいね。

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どうも、管理人です。

高校卒業まで東京で過ごし、大学から京都に来ました。京都や日本の魅力を伝えるブログにできれないいなと思っています。京都と就活記事とたまに政治経済を少々書いていきます。

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