年末調整では世帯主の氏名の下に「あなたとの続柄」を書く欄があります。この「あなたとの続柄」の書き方をどうすればいいのか・・・迷った方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は年末調整でよく出てくる「あなたとの続柄」の書き方について記入例と一緒に紹介したいと思います。
年末調整の「あなたとの続柄」とは?
年末調整の書類を書いているとよく目にするのが「あなたとの続柄」というフレーズ。「あなたとの」続柄というのは、文字通りあなたからみて書類が指定している人(たいていは親族)がどんな関係にあるのかを記入してくださいということです。
子供の名前の横に「あなたとの続柄」をかく乱がある場合は、あなたから見た子供の続柄なので、「子」と記入します。
「給与所得者の扶養控除等申告書」や「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」といった書類では必ず出てくるキーワードなので、正しい書き方や記入例を一度確認しておいた方がいいかもしれません。
年末調整の「あなたとの続柄」の書き方は?
なぜ「あなたとの続柄」について正しい書き方を確認しておいた方がいいかというと、「あなたとの続柄」の書き方にはルールがあるからです。
高校でも大学でも正しい「あなたとの続柄」の書き方なんて教えてくれません。でも、「あなたとの続柄」には正しい書き方があります。関係さえわかればなんでもいいというわけではないんですね。
「あなたとの続柄」を書くときのポイントは3つです。
- 自分自身の続柄の書き方
- 妻や夫の続柄の書き方
- 子供の続柄の書き方
まずは1.自分自身の続柄の書き方です。書類で指定している人があなた自身なら、「あなたとの続柄」は「本人」と書きます。
続いて、2.妻や夫の続柄の書き方。あなたのご主人の「あなたとの続柄」は「夫」、奥さんなら「妻」と記載します。
あなたの子供の場合、「あなたとの続柄」は息子が娘によって変わります。息子さんであれば、「長男」、「次男」、「三男」と記載します。娘さんであれば、「長女」「次女」「三女」と記載します。
年末調整の「あなたとの続柄」の記入例を紹介
「あなたとの続柄」の書き方を確認したので、実際の記入例を見ていきましょう。
こちら↓が年末調整の扶養控除申告書の記入例です。
まずは世帯主の氏名の下にある「あなたとの続柄」です。もし世帯主があなた自身の場合は、「本人」です。
自分と書く書き間違いをたまにあるそうですが、正しくは「本人」です。
世帯主があなたのご主人の場合なら、「夫」と書きます。「主人」と間違いて書く方もいるそうですが、「夫」が正しい書き方です。世帯主があなたの奥さんなら、「あなたとの続柄」には「妻」と記載します。世帯主があなたのお父さんなら、「あなたとの続柄」には「父」と記載します。お父さんと書く人もいますが、間違いなので注意してくださいね。
また、よくある間違いとして「あなたとの続柄」ではなく、世帯主から見たあなたの続柄を書いてしまう人もいます。
例えば、世帯主があなたのお母さんのときに、「あなたとの続柄」欄に「娘」とか「長男」と書いてしまうケースです。あくまでも、あなたから見た世帯主の続柄です。書類を書いている本人あなたから見て、家族がどういう続柄なのかがポイントです。
続いて、 「扶養対象扶養親族」の「あなたとの続柄」の書き方について見ていきましょう。
まずは記入例からご紹介します。
扶養対象扶養親族(扶養家族)の記入欄には2つあります。「16歳以上」か「16歳未満」です。
記入欄は2つですが、「あなたとの続柄」の書き方に違いはありません。
「あなたとの続柄」の子供の書き方で紹介した通り、息子さんなら「長男」「次男」「三男」と書きます。娘さんなら「長女」「次女」「三女」と書きます。
お子さんが2人以上いる場合は上記のように書きますが、一人っ子の場合は「子」と書いてもOKです。また、扶養家族にご両親がいる場合は、「あなたとの続柄」欄に「母」、「父」と記入します。
以上、年末調整の「あなたとの続柄」の書き方や記入例を紹介しました。
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