履歴書や役所に提出する書類、住民票、税務署の書類などなど、世帯主との続柄を書く欄がありますよね。
初めて書くときは「続柄ってなに?」と思って一人パニックになった記憶があります^^:
一世帯家族の場合は悩むことはありませんが、2世帯、3世帯となるとそうはいきません。
そこで今回は続柄の一覧をしっかり調べてみました。サザエさんの家系図で続柄一覧を紹介してみますのでぜひ確認していってくださいね。
戸籍上の続柄一覧を図で一発確認!
まずは戸籍上の続柄を図で確認しましょう!なるべく家族関係がわかりやすく有名な方でご紹介したいと思うので、磯野家の家系図を使って続柄を見てみましょう。
こちらが磯野家の家系図とその続柄です。
戸籍上の続柄の特徴としては、長男や二男、三男と表されることですね。次男といった表現は使われません。
また養子といった言葉も出てきます。マスオさんは戸籍上、養子になります。
戸籍関連の続柄と住民票の続柄は違います!

戸籍関連の続柄と住民票の続柄は違います。というのも今から20年ほど前に、個人情報保護の観点から続柄の書き方が変更されました。
主に変更された点は養子も嫡出子も同様に子とだけ書くようになりました。
長男や次男と言った表現はプライバシーの保護の観点からなくなり、子供は全員”子”と表します。
住民票に記載される続柄については総務省の「住民基本台帳事務処理要領について」という200Pにも及ぶ書類の93P目に記載されています。
一部を抜粋すると、(読まなくて結構です笑)
ア 個人票の場合 世帯主については、世帯主との続柄の欄に「世帯主」または 「本人」と記載すれば足りる。 イ 世帯票の場合 世帯主の氏名は、共通欄を設けて記載し、各個人ごとの記載 は省略するのが適当である。続柄については、各個人ごとに続 柄欄を設け、世帯主については「世帯主」または「本人」と、 世帯員については、世帯主との続柄をそれぞれ記載する。 ウ 世帯主が外国人住民である場合の世帯主の氏名欄の記載方法 世帯主の氏名欄に通称を記載する必要はない。 エ 実際に世帯主に相当する者が住民基本台帳法の適用から除外 されている外国人である場合の世帯主の氏名の記載方法 実際に世帯主に相当する者が住民基本台帳法の適用から除外 されている外国人である場合、世帯員のうち世帯主に最も近い 地位にあるものの氏名を記載し、実際に世帯主に相当する外国 人の氏名が確認できれば備考として記入する(法第6条第3項 の規定により磁気ディスクをもって調製する住民票にあって は、記録する。以下同じ。)。 オ 世帯主との続柄の記載方法 世帯主との続柄は、妻、子、父、母、妹、弟、子の妻、妻 (未届)、妻の子、縁故者、同居人等と記載する。 世帯主の嫡出子、養子及び特別養子についての「世帯主との 続柄」は、「子」と記載する。 内縁の夫婦は、法律上の夫婦ではないが準婚としての各種の 社会保障の面では法律上の夫婦と同じ取扱いを受けているので 「夫(未届)、妻(未届)」と記載する。 内縁の夫婦の子の世帯主(夫)との続柄は、世帯主である父 の認知がある場合には「子」と記載し、世帯主である父の認
と、びっしりと説明されていました。これだと読むだけで一日かかりそうだったので、実際の家族で確認した方が早いでしょう!ということでまた磯野家に登場してもらいましょう。
波平・・・本人(世帯主の場合は本人と書きます)
舟・・・妻(配偶者ではなくて妻と書きます)
サザエ・・・子(子はすべて子と表現します)
カツオ・・・子(長男といった表現は使いません)
ワカメ・・・子
マスオ・・・子の夫
たらちゃん・・・子の子(孫という表現は使わず~の子です)
磯野家の続柄はこのようになります。
ちなみにもし舟さんが世帯主の場合、波平さんの続柄は”夫”になります。波平さんが定年退職して世帯主がマスオさんになると、波平さんの続柄は”父”です。
そして主世帯がマスオの場合、カツオくんやワカメちゃんは”妻の子”になります。
他にも続柄がありますので、こちらで確認してくださいね。

■ 一世帯
・子、妻、夫、
■ 兄弟
・兄、弟、妹、姉
■ 父母の~
・父の父、父の兄、父の弟、父の姉、父の妹
・母の父、母の兄、母の弟、母の姉、母の妹
■ 妻の~
・妻の父、妻の母、妻の弟、妻の姉、妻の子
■ その他
同居人、縁故者、夫(見届)、妻(見届)、妻(見届)の子
内縁の夫は夫(見届)を記載するようです。世帯主である父の認知がない場合は妻(見届)の子と記載します。
他にも書類によって続柄の書き方は違う
以上、住民票と戸籍での続柄を確認しましたが、病院や免許合宿での提出書類ではこれほど厳密ではなく、次男でも孫でも大丈夫だそうです。
気になる方は一度電話等で確認するといいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
住民票と戸籍で続柄の書き方に違いがあることがわかりましたね。
住民票では長男、二男、三男もすべて子で表す。
養子も子で表し、祖父母や孫は父の父、父の母、子の子というように表す。
ということでした。
また書き方についてわからなくなった時は、サザエさんの家系図を思い返し、あなたが波平さんから見てどこにいるかを考えるとすぐに続柄を書けると思いますよ!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
「ちなみにもし舟さんが世帯主の場合、波平さんの続柄は“夫”になります。
波平さんが定年退職して世帯主がマスオさんになると、波平さんの続柄は“父”です。
そうなるとカツオくんやワカメちゃんは“妻の子”になります。」
文章がおかしくないですか?これだとカツオくんとワカメちゃんはマスオさんの子供ということになるような…。
ご指摘ありがとうございます。
修正いたしました。
マスオさんは戸籍上、養子になります。
と、ありますが、サザエさんもタラちゃんも苗字は「フグ田」ですし、
同居はしているものの「養子」ではないと思いますが。
ご指摘ありがとうございます。
マスオさん=婿養子のイメージを持っていましたが、同居しているだけだったのですね。
修正させて頂きます。
舟が世帯主になってもカツオくんやワカメちゃんは義弟にはならないかと
マスオが世帯主のとき の一文が抜けてるのでは?
ご指摘ありがとうございます。意見を踏まえた上で記事を編集いたしました。